2014年12月24日

旅先で遭遇した変な人たち(日本人)1、お前も日本人やないかいっ!

いつだったか、ラオスはルアンパバーンを訪れた時のこと。

ビエンチャンから小さな小さな飛行機でルアンパバーンに移動し、そこでちょっとゆっくり町を楽しみました。
次はどこへ行く?
前日の夜に夫と地図とガイドブックを広げてどっち方向に進むかアレコレ検討し、決めたのはスピードボートに6時間乗ってメコン川を移動し、タイ北部の国境の町まで移動すること。

メコン川を移動するには、競艇のようなエンジンむき出しのスピードボートに乗るのと、少し大きめのスローボートで3日かけてゆっくり移動する方法がありました。
どちらも安全性はどうなの?って感じですが、当時のスピードボートは結構事故も多くて、メコン川の水量が少ないと岩に激突して転覆とか、ボート同士の接触とか、故障とか・・・
色々怪しげな情報も飛び交っていました。
陸路で移動するともっと大変で、体力気力日数ともにかかってしまいます。

私は初めてラオスを訪れた時から、

『私が死んだからメコン川に流して。』

と頼んであります。
実際はメコン川はガンジス川ではないので、死体を流すなんて100%無理なんだけど。
ガンジス川も現在はダメだよね?確か・・・
なので、もしスピードボートで事故に遭って命を落としたとしても、それはそれで本望かななんて思っていました。

翌朝、ホテルをチェックアウトしスピードボート乗り場まで行きました。
ボートは船頭さんを入れて7人乗りです。
ボート乗り場で出国の手続きをして、朝ご飯を食べながら待っていると同じ個人旅行をしているファランたちがやってきました。
そして20代くらいのチャラそうな日本人の男性二人組もやってきました。
奴らは思いっきり日本語でべらべらしゃべりながらボート乗り場までやってきたのに、
私たち夫婦が日本人だと気付いた途端、

『うわー、久々に日本語聞いたー。懐かしー!

と、日本語で言いました。

こいつら、バカなの?
その後も何回も

『日本語や日本語ー。久々だー。』

と、日本語で(苦笑)

一人旅でね、ずっと日本人に遭遇していない状況なら上記の言葉を発するのは自然だと思うの。
でも、チャラ男たちは日本人2人組やん?
さっきからずーっと、まるで中国人のように大声で喋ってたやん、日本語を!

更にチャラ男たちは、自分たちはいかに旅慣れているかのような口ぶりで聞いてもないことをベラベラと喋り始めました。
いやだなー、こんな人たちと同じボートには乗りたくないなぁ・・・

そうこうしているうちにボートの準備が出来て乗船が始まりました。
チャラ男たちは我先にとボートに乗り込み、一番前の席を陣取りました。
私たちはなるべく一緒にならないようにファランたちの陰に隠れて待っていました。
ボートは左右の重量をなるべく均一にしないと転覆してしまうので、船頭のオジちゃんが私たちを上から下まで舐めるように見ておおよその体重を計算しているみたい。

呼ばれるまで待っていると、後からきた白人のおでぶちんの女性とその恋人が別の船頭のオジちゃんに呼ばれました。
船頭のおじちゃんたちは現地の言葉で何やら笑いながら白人のでぶちんカップルを乗せて、そのボートはカップルだけで出発するようです。
でぶちん女性は真ん中の位置に座り、恋人は首尾あたりに座り、最後尾のエンジンのすぐそばに船頭のおじちゃんが座り出発。
ゆったりと座れていいなー。
次にチャラ男たちが乗ったボートも他の外国人たちがあと2人乗り込み、4人とオジちゃんで出発。

私たちはというと、西洋人の細長い女性と丸ぽちゃの女性二人組の旅人と、ザ・アメリカ人そのものの大柄の男性二人組の6人で1隻をシェア。
大柄で足の長いアメリカ人は首尾を陣取り早速でーんと足を伸ばしています。
真ん中の一番広い部分には西洋人の女性がササッと座りました。
私たちはむき出しのエンジンのすぐ近くの3列目の幅も長さも極狭のところに夫と座りました。
夫は足が長いので、その狭い座席には足が入りきりません。
なので私のほうに足を伸ばす形で座りました。
あぁ、なんて狭いんだ!
私は今すぐにでもエコノミー症候群になりそうなほど狭く窮屈なところに、ギューギューに押し込まれた状態です。
これで6時間も耐えられるかしら・・・

1時間も我慢して座っていると段々足腰が痛くなってしまいました。
足は前の西洋人の座席にぴったりくっついています。
私が少しでも足を動かすとその振動が西洋人の女性たちにダイレクトに伝わってしまうので、限界ぎりぎりまで我慢してから少しだけそっと足を動かしていました。

すると丸ぽちゃの女性が

『座席のスペースがないの?』

と聞いてきたので、

『ごめんなさい。とても狭くて・・・』

と謝りました。
気にしないでと言われたけど、それ以降はほとんど動かせませんでした。
(意外と気を遣う性格なのです)

途中、ボートのエンジンが故障してしまい、代わりのボートが来るまで人家も何もないところで1時間以上も立ち往生しました。
皆トイレを限界まで我慢していたので、ボートを下りて皆一目散に人目のつかない場所に隠れて用を足しました。
私はボートから少し離れた大きな岩場の陰でこっそりと。
と・・・何やら後ろから熱い視線を感じます。
振り返ると大きな水牛(たぶん野良牛)が私の真ん丸お尻をじーっと見ていました。
野良水牛に見守られながら無事に致して皆スッキリしたところでやっと代わりのボートがやってきました。
船頭のオジちゃんが荷物を入れ替え、私たちも先ほどと同じ並びで再び乗船。
その後、船頭のオジちゃんはこの時間のロスを取り戻すべく、ボートのスピードを恐ろしいほどにあげ、私たちは

『ここでこのボートが川の中の岩にほんの少しでも当たってしまったら、
 確実に全員即死だー。』

とドキドキ。
船頭のオジちゃんの腕が良かったのか、たまたま運が良かっただけなのかは不明だけど、私たちは無事にお昼ご飯を食べるボートハウスまで到着しました。
とっくに到着していたでぶちんカップルのボートと、チャラ男たちの4人乗りのボートはお昼ご飯を終えてくつろいでいます。
ちなみにチャラ男たちは他の外国人と談笑することなく、2人で、日本語で話してましたよ(笑)
何が日本語久々だっつーの!

その後ボートは絶好調にスピードを出し、まるで競艇レースのようにすごい勢いでメコンを走り抜けました。
夕方、無事にタイ北部の国境の町に到着。
6時間以上もの危険なボートの上は、川の水面の照り返しが強くて全員茹蛸のように真っ赤に日焼けしてしまいました。
プラス、私はむき出しのエンジンの爆音をすぐ傍でずっと聞いていたので、耳がおかしな状態になり、急性難聴っぽくなり旅を終え帰国しても耳の不調は続いていました。

またこの危険なスピードボートに乗るかどうかと聞かれたら・・・
うーん、無理(笑)
次回旅をする機会があれば時間がかかっても陸路で移動します。

ラオスはもう随分と訪れていません。
いつか、中国雲南省からラオス入りしてベトナムに抜けるルートを旅してみたいな。
posted by はるたん at 07:00| 千葉 ☀| Comment(0) | Laos | 更新情報をチェックする
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